KGKとは、キリスト者学生会「Kirisuto-sha Gakusei Kai」の頭文字をとった略称です。KGKはキリスト者(=クリスチャン)学生の交わりです。その中心となる活動場所は各学校のキャンパスで、その目的はキリスト者学生の献身と成長、そして学内伝道です。
KGKは「こんなグループも必要だ」と、誰かが企画してできた組織ではありません。神が戦後の日本の学生たちに働きかけて起こしてくださった、学生自身の手による生きた運動なのです。
KGKの始まりは、敗戦直後の1947年にまでさかのぼります。当時、東京の早稲田大学では、校舎の不足から日曜日にも授業をすることになりました。そこで数人のキリスト者学生は、日曜礼拝が守れないなら大学の中で礼拝を守ろうと、ひとりの教授とともに日曜日の昼休みに学生礼拝を始めました。これを契機として、2人の学生が毎日祈祷会を持つようになりました。
その学生のひとりは、学生時代アメリカのキリスト者学生のグループで活躍した人々に出会い、彼らを通して、学生自身による学生伝道というビジョンを与えられました。キリスト者学生は、仲間同士で聖書を学び祈り合うだけではなく、日本のあらゆる学校で学友に福音を宣べ伝えなければならないのだと、彼らの祈りは一新されました。
その年の6月、東京の日本医大で学生集会がもたれました。そして数校の学生が毎週土曜日に集まるようになり、その後まもなく、この小さな集いが「キリスト者学生会」と命名されました。これが現在のKGKの母体となったと言えるでしょう。
こうしてKGK運動は、神の導きのもとに、さまざまな宣教師・牧師・卒業生たちの励ましや指導を得て成長し、全国に広がり、今日に至っているのです。



KGK運動は全国に広がっていますが、学生によって、学校によって、地区によって、活動の様子は違います。 しかしどんな状況においても、以下のスピリットを持つとき、私たちは同じ「KGK運動」をしているのです。
自分はクリスチャンとして、学校、家庭、バイト先、その他あらゆる場所に、 神様によって遣わされているのだ、という意識のことです。
この遣わされた場所で、クリスチャンとしてどう生きるべきか、私たちは考えます。 この派遣意識こそが、KGK運動の動機となるものです。
【学生主体】
KGKは学生主体の運動です。神の召しに応答するのは、他でもない学生自身であるということです。
ですから、まず学生自身が、それぞれの学内や生活の場で自分の信仰と向き合い、また励まし合います。学内伝道は現場にいる学生しかできませんから、キリスト者学生たち自身が主体となって活動をしていくのです。
【超教派】
超教派とは、教会・教派間の協力を意味します。「協教派」と言うこともできます。
KGK運動は、それぞれの地域教会に属するキリスト者学生の協力によって進められます。 ですから、キリスト者学生それぞれが自分の教会・教派を大切にし、 また信仰の根幹で互いに一致していることを大切にします。
【福音主義】
聖書は神の言葉であると信じ、その信仰の下に一致し、聖書の言葉に従って生きるということです。
KGKは神様によって始めらた働きです。 ですから、神様の言葉を中心とし、聖書のビジョン、聖書的世界観と価値観に立ちます。 また聖書の言葉によって成長させられ、キリストの香りを放っていくのです。
生き方全体を通して証をするということです。
学内に神様によって遣わされ、みことばの下に一致した学生たち自身が、 協力し合って、一体何をするのか。 それは、遣わされた場所でキリスト者として真剣に生きていくということです。 その生き方を通してキリストを証し、伝えていくのです。

数人の学生から始まったKGK運動は、今や北海道から沖縄まで、全国へと広がっています。 そしてそれぞれの集まりの規模によって、様々な活動が行われています。
KGK運動をする全国の学生が頻繁に集まるのは難しいですが、 それぞれの地区をつなぐ全国協議委員という役員がおり、 それぞれの地域の状況が分かち合われ、互いに祈り合うことができています。
また実際に、全国の学生が一堂に会する全国集会(National Conference、NC)が、
3年おきに行われてきました。
日本全国から400人以上のクリスチャン学生が集まり、励ましあい、この国のために祈ります。
また、世界各国で学生伝道に取り組んでいる仲間との交わりや、
様々な海外宣教体験のプログラムも行われています。
日本では経験できない信仰の試練を体験し、世界宣教に重荷を持つようになった者も少なくありません。
>> EARC 2008のページへ
KGKは現在9つの地区に分かれて活動しています。 それぞれの地区で、夏には夏期学校と呼ばれるキャンプが行われたり、 また大学の垣根を越えて集まり、活動をしたりしています。 関東地区以外の地区については、リンクから各地区のサイトをご覧ください。
関東地区は最も大学や専門学校の数も学生の数も多く、活発な活動ができる一方、 集まり自体が大きいため、さらに細かくブロックに分かれて活動しています。 地区での活動にどのようなものがあるかは、年間予定などをご覧ください。
関東地区では、さらに14のブロックに分かれて活動しています。 それぞれのブロックに個性があり、様々な活動が行われています。 ブロックについての詳細は、ブロック説明&マップをご覧ください。
日本全国から見ると、非常に小さな集まりですし、 1人しかキリスト者学生がいない学校も少なくありません。
しかし、KGK運動の最前線は各学内です。 大きさや人数ではなく、活動の活発さでもなく、 遣わされた場所でキリスト者として生きていくことが最も重要なのです。
学内でKGKの活動をすることは、学生の間しかできないことです。 一方この活動は、多くの卒業生や協力者のサポートがあって成り立っています。
KGKには、その運動の主体である学生会の他に、KGK卒業生による卒業生会や、 卒業生会を含む支援者や地域教会の集まりである協力会、 組織としてのキリスト者学生会の責任を負う理事会、そして主事会などが存在します。
主事とは、卒業生の中から代表者として立てられた、学生のための専任のスタッフです。
かつては各卒業生が多くの犠牲を払いながら直接後輩の学生を指導していましたが、そのやり方では限界があります。 そこで、卒業生の中からフルタイムワーカーとして主事が立てられ、 KGK運動の理念を学生に伝え、学生が自らの手で運動を進めていけるように励まし、訓練することになりました。
現在、学生会と共に働く地区主事、理事会と共に働く事務局主事、そして協力主事が与えられています。
KGK運動は、2007年で60周年という大きな節目を迎えることになりました。
この60年の間、日本や世界には様々な出来事があり、KGK自体も時代の流れの中で様々な局面と向き合ってきました。
この運動が産声を上げてから60年が経った今でも、学生の手によって続けられているということは、
他でもない神様がこの運動を導いてきてくださったということでしょう。
KGKについては、このページでは説明しきれないことがまだまだ多くあります。 もしあなたが学生で、これを読んでKGKをもっと知りたいと感じたなら、 学内の働きやブロックの集会などに参加して、直にKGKに触れてみることをおすすめします。 自分の遣わされた場所でキリスト者として生きていくことを、是非一緒に考えてみませんか。