教会紹介

こんにちは普天間バプテスト教会です。

 わたしたちの教会は、沖縄本島中部の宜野湾市にあります。宜野湾市はその中央をアメリカ軍普天間基地が占め、基地を取り巻くように、市街地がドーナツ状に広がっています。「普天間」といえば、いま日米両政府の軍事的懸案である飛行場の名護市移設をめぐる問題の当該地です。わたしたちの教会は、その普天間基地から3百メートルと離れていない場所にあります。


                        
 
 

教会の沿革

 普天間バプテスト教会は、1955年に発足しました。当初の会員はごくわずかになり、現在の会員の多くは、名護良健牧師(1962年就任、現在は中城城東教会牧師)以来の信徒です。名護牧師のモットーは「歴史を担う教会」でした。70・80年代に活躍した信徒は、歴史と社会という問題に重ねて、その信仰を養いました。
 折りしも沖縄バプテスト連盟(沖縄のバプテスト諸教会が所属する団体)全体に大きな波紋を投げかけた「ランドール宣教師解任事件」(1979年)は、信徒にとって、その信仰の試金石となりました。一時は連盟からの「除名」という瀬戸際にまで立たされましたが、その最悪の事態は回避され、その後ランドール牧師は沖縄国際大学に迎えられ、またわたしたちの教会の協力牧師として奉仕されました。
 1997年、名護良健牧師に代わって藤田久雄牧師が就任。教会のために尽力された後2000年に八重山教会に赴任され、代わってランドール牧師が主任牧師に就任。
 そして現在、2007年4月に副牧師となった神谷武宏牧師が、10月にランドール牧師に代わって主任牧師に就任しました。

平和への取り組み

  アメリカ軍普天間基地に隣接するわたしたちの教会は、平和問題への取り組みを、その宣教活動のひとつに位置づけています。80年代に定着した「平和学習」は、現在もつづいています。沖縄の平和月間は8月だけではなく、沖縄戦が終結した6月から始まります。6月は沖縄の人々が平和への決意を新たにする時です。わたしたちの教会も、この時期、社会の動きに連動して、信仰者としての平和のあり方を問い直します。牧師はこの時期に平和のメッセージを説きます。平和問題が現況と重ね合わせて信徒に問題提起されるのです。それに教会学校も合流して、平和学習が実施されます。
 平和学習では戦跡めぐりや、ゆかりの施設に実際に出かけました。なかでも「ガマ」と呼ばれる避難壕となった洞窟での体験は強烈な印象を残しています。施設では南部の糸満にある「沖縄平和祈念資料館」やひめゆり学徒隊終焉の地にある「ひめゆり平和資料館」、ほかには伊江島の阿波根昌鴻さんゆかりの土地に建つ「わびあいの里」などを訪ねました。

 また2003年にはランドール牧師の著書『非暴力思想の研究』を用いて「ガンディー・キング学習会」を行いました。(その会報はこのホームページの「記録帳」のページに掲載してあります。)



           
  教会の歩み


1955年 7月 照屋寛範牧師、当時普天間から那覇教会に通う新里信姉の篤い信仰心に打たれ、普天間教会設立を構想。
1956年 6月 普天間バプテスト伝道所(山路一牧師)発足。
1958年 7月 普天間教会となる。
1961年 3月〜5月 会堂建設。7月献堂式を行う。
1962年 5月 名護良健師、副牧師に就任。
1964年 4月 教会附属緑ヶ丘保育園発足。
1969年 8月 教会の二階が増築。10月、新会堂の献堂式を行う。
1972年 3月 名護牧師の国内留学に伴う辞任。ボーリンジャー宣教師が代務牧師となる。
1973年 3月 名護牧師、普天間教会牧師として再就任。
1977年 3月 分園(現宜野湾教会)の園舎起工式。
5月 ランドール宣教師、普天間教会協力牧師に就任。
1978年 10月 普天間教会開拓伝道所として、分園「コイノニア・ハウス」発足。
1979年 6月 ランドール宣教師、アメリカン・ボードによって「米軍との不一致」を理由に、宣教師職を解任される。この時期「ランドール宣教師解任問題」が表面化。
1981年 6月 名護牧師、泊教会(現中城城東教会)転任し。普天間教会の代務牧師となる。
1983年 4月 第30回連盟年次総会で、ランドール師の宣教師館退去要請を決議、またこの問題に伴い、同師の協力牧師留任を許す普天間教会の責任が問われ、除名が討議される。
1984年 1月 「新生会」、普天間教会から独立。
1985年 6月 慰霊の日に因み平和学習、南風原の戦跡を訪ねる。以後、教会学校との合同による平和学習が教会年行事として定着。
1987年 6月 「人間の輪・嘉手納基地包囲」に参加。読谷チビチリガマ見学。
1991年 6月 平和学習会、ひめゆり資料館見学。
1992年 6月 平和学習会、韓国人慰霊碑・魂魄の塔を訪ねる。
1993年 6月 平和学習会、南風原文化センター見学。
1994年 6月 平和学習会、平和祈念資料館見学、南部戦跡訪ねる。
1995年 6月 平和学習会、読谷村チビチリガマ訪問。知花昌一氏の案内。
1996年 6月 平和学習会、「平和の礎」訪ねる。
11月 普天間バプテスト教会宣教40周年迎える。
1997年 3月 名護良健牧師、教会名誉牧師となる。
4月 藤田久雄牧師就任。
6月 平和学習会、読谷村「象のオリ」見学。
1998年 6月 平和学習会、南部糸数壕見学。
1999年 6月 平和学習会、佐喜真美術館にて「沖縄戦の図」など見学。
2000年 4月  藤田久雄牧師に代わってランドール牧師、教会主任牧師に就任。
7月 平和学習会、新沖縄平和祈念資料館見学。
2001年 6月 平和学習会、平和祈念公園で戦争体験者の話を聞く。
2002年 7月 平和学習会、「伊江島平和学習の旅」。故阿波根昌鴻氏の「わびあいの里」訪問。
2003年 2月〜
11月
ランドール牧師著『非暴力思想の研究』をテキストに、「ガンディー・キング学習会」開く。
6月 「平和講演会」開催。講演者ランドール牧師。
2004年 5月 普天間基地包囲に参加。
6月 平和学習会、平和祈念資料館見学。
11月 ランドール牧師、キリスト教史学会全国大会で阿波根昌鴻氏について発表。
2005年 6月 平和祈念講演「沖縄戦の悲劇を考える」。講演者城間祥介牧師。
2006年 2月 新会堂(附属保育園)完成。
5月 会堂献堂式。
2007年 4月 神谷神学生、副牧師就任。
6月 平和学習、対馬丸祈念館見学。
8月 キング研究会の夏季研修会(長野軽井沢)でランドール牧師講演。
10月 神谷副牧師、主任牧師就任および按手礼式。
2008年 6月 平和学習、名護市辺野古の基地建設阻止運動の現場訪問。
2009年 4月 ランドール牧師夫妻離任、ハワイへ出立。
6月 平和講演会、講師石原絹子師(聖公会)。
7月 教会創立50周年記念礼拝。名護牧師説教。
 


BGM 「深い川を越えて」は本教会聖歌隊の90年代の歌声です。